現在のアウドベールセル醸造所はクリスチアンさんが経営していますが、こちらのものは先代のアンリさんが経営していた時代のものです。 その当時のアウドベールセル醸造所はブレンダーではなく、製造を行うランビックメーカーでした。 2002年のEU保健衛生調査の結果、大規模な改修を迫られることになるまで醸造をしておりました。 改修費用が捻出出来ず、2002年11月に止む無く操業停止となってしまいましたが、その後ランビック愛好家であったヘルト・クリスチアンとその父が2005年に醸造所を買い取り、操業再開致しました。 アンリさんの作った原酒はボーン醸造所が保管し、クリスチアンさんの代になってからボーン醸造所の原酒とブレンドされて販売されたそうです。 2006年からは先代の原酒をブレンドはせず、購入した原酒を自社にて発酵させブレンドし製品化しています。 瓶詰から20年以上経つ、先代の残した貴重なランビックです。